監督の目から見た関ブロ県予選大会

関東ブロック大会　「優勝」

まさか・・・

4月からチーム目標を「関東ブロック優勝」を掲げてとりくんできたが、高崎勢のレベルは高く、現実は厳しいだろうという覚悟もあった。それでも、指導者・保護者・選手が全力で取り組んできた姿をバレーの神様が後押ししてくれたのだと感謝している。

6月12日（日）全日本予選は、ベスト4決めで○幡フレッシュに負けた。反省はあったものの当初からの目標が「関東ブロック優勝」に決めていたので、さほどのショックはなかった。それでも、○幡戦では、サーブでかなり攻められたこともあり、レセプションのポジションを変えてみたりとコーチに相談しながら、無い知恵を絞った。

6月19日（日）関ブロ予選。1回戦は、サーブで攻められたものの、サイドアタッカーが良く決めてくれ、順当に勝利。2回戦の相手は前橋の○ーベラス。苦戦した。○ーベラスはセッターを中心にテンポのいいバレーを展開した。EASTはレセプションのポジションを変えたことで、1人の選手が何本も失敗することは減ったが、若干テンポが悪くなったことも苦戦した要因であった。この試合を通して「EASTらしさは・・・」「A子らしさ、長所は・・」「選手の長所を生かすことが最高の戦術」だと、私に気づかせてくれた試合であった。

6月25日（日）決戦。「EASTらしくみんなが連動するバレーをしよう」「自分の長所をコートで表現しよう」を合言葉に試合に臨んだ。結果のことは一切求めなかった。

準決勝は、高○VBC。予想どおりの試合展開。高○VBCのサーブとスパイクの圧力に押され、耐えているのが精いっぱいの状況。中盤13対８ぐらいだと記憶しているがたまらずタイム。「自分の長所をだせ」「レセプションから、センターとライトも絡め」とだけ指示した。結果24対22で勝利。これが勢いとなり、２－１で勝利した。試合後に選手が集合し、言葉を発しようとした瞬間感動のあまり泣きそうになってしまったが、決勝があると思い、慌てて、選手をおいはらった。

決勝は、高○ドリームス。1枚エースだが、攻守のバランスがよく、バレーボール偏差値が高く本当にすばらしいエースだ。練習試合などでは、最近は互角だったため、「これに勝ったら優勝、そして関東大会だ」とか先のことに頭がもっていかれようとしたが、「今」だけに集中しようと心がけた。賞賛や期待の声がかかると思い、あえて保護者達から距離をおいた。結果２－１で勝利。そして、優勝。

仕事の関係から、土日に私が不在になることも多く、コーチや選手に責任や仕事を与え、私がぐいぐい引っ張る指導から、後ろから後押しするスタイルに変えて2年ぐらいになると思う。（つい前にでてしまうこともあるが・・・）今回は、監督、コーチや保護者、そして選手のみんなが少しずつ力を出し合って勝利できたことが、私自身一番の励みになる。

追伸　　卒団生（中学生）が妹の応援にきていたが、姉妹の励みになればなによりである。

7月29日からの関東大会頑張りますっ！